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  • 早稲田ラグビー戦術研究会

日本vs南アフリカ プレビュー

試合中は訳あって実況ツイートができないのでこちらにプレビュー記事を投稿したいと思います。

展開を予想する前にまず両チームの強み

が現れているシーンを紹介したいと思います。


日本の良い点



#1 #2 の映像でわかる通り、日本はキックに対してかなり早いタイミングで戻り、カウンターの準備をしています。

前回同様キックメインにアタックを組み立ててくるであろう南アに対してはこの反応スピードが重要になってきます。


#3 ではタッチラインからタッチラインまで幅広くATしています。前後にダブルラインを引いて南アのDFのプレッシャーを軽減しながら外の広いスペースにATすることで継続的にゲインができます。

これは南アのDFシステム、出場メンバー構成(体が大きくフィットネスで少し劣る)にマッチした戦い方です。


#4 のシーンは少しわかりづらいですが日本のランナーが南アのテールの選手をブロックしています。これはのちに南アのGoodシーンで紹介する、DFでのプレッシャーを無効化するプレーとなるのでとても重要です。


#5 に関してはTVで何度も放送されたシーンなので皆さんの印象に残っていると思います。

このスクラムでは稲垣選手がIRE③にかけたプレッシャーに呼応して具選手が上手くIRE①を巻き込みながら前に出ています。

南アの①の先発はパワフルなムタワリラ選手ですが、問題なくスクラムで日本が圧倒すると予想しています。日本のスクラム技術は南アよりも優れています。


南アの良い点


#1 は日本がスクラムで劣勢に立つパターンです。

この後修正をかけているのであまり心配はしていませんが、南ア①がアングル気味に組んできたときにどう対応するのかというのは、やはり気になるところです。


#2 #3 は南アがキックを上手く使っているシーンです。特にSHのデクラーク選手は的確に空いているスペースを狙ってくるので厄介です。ここにWTBのコルビ選手が呼応するとかなりピンチに陥ってしまいます。


#4 は南アが実践しているDFシステムが上手く機能しているシーンです。このDFを私は勝手にフォルドアップDFと呼んでいますが、詳細はリンク先で確認してください。 このDFは昨日のNZLvIREで攻略法が示されましたが、内側への執拗なATと真ん中のBDから左右にオプションを持ってATすることによってプレッシャーを軽減することができます。 #5 は先ほど紹介したラインアウトからの南アのDFです。

この良い出足を止めるために先ほどのようなブロックや、15mギリギリでキャッチするなどラインアウトの工夫が必要になります。

もちろんこのDFをすることによってインサイドを狙われるというリスクもあるのでそこを攻めることも一つのオプションになるかなと思っています。


南ア攻略法

南アを攻略するためには今紹介した強みを出させずに、日本の強みを出し切ることが必要になります。

これは難しいことのようですが、実は一つのことを実践するだけで簡単に出来てしまいます。

それはエリアよりもポゼッションを重視してなるべくキックを蹴らないことです。

南アの1番の脅威はSHデクラーク選手とWTBコルビ選手が連携したキックによるATです。しかし、南アがボールを持つ時間が短くなれば必然的にボールを手放すATオプションを敬遠するようになります。


南アの攻略法を簡単に言ってしまうと、アイルランド戦と同じように戦うことです。

南アはイメージとしては個人能力とカウンター能力が少し高いアイルランドのようなものなので、同じようなゲーム展開をすることが出来ます。


また、南アのモールが強力だというイメージは体型を見て持ってしまいがちですが、今の日本代表なら止めることはできると思います。

#1 でも #2 でも南アはバックリフターが前を向くスタイルでモールを組んでいます。ただ、そのせいでジャンパーとの間を割られてしまい、核が宙に浮いてしまっています。

もちろんNZLのDFが上手いということはあると思いますが、このスタイルでモールを組んでくる限り、日本代表は低く刺さって割っていくことができるはずです。

ここ一番とも言えるNZL戦に見せていないので、あまり考えにくいですが、ズラしや別のスタイルでモールを組んだりすることも考えられるので、もちろん警戒は必要です。

この局面を避けるためにも自陣でのペナルティーは本当に避けたいところです。



ここまで色々と書いてきましたが、結局のところ今日の試合の鍵は日本のBDの精度にかかっていると思います。BDさえ安定させることが出来れば問題はありませんが、南アはプレッシャーをかけてくるので、そこでどれだけファイトできるのか、どれだけ自分たちのATで相手を走り回らせて疲弊させることができるかという勝負になってきます。

そう考えると日本の勝機は後半にあります。


みなさん最後まで応援し続けましょう!!

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